中部ものづくりUNITED

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2015年6月24日~26日:機械要素技術展に今年も出展します!(東4ホール 東58-33)

2014年8月9日土曜日

「5Sを学ぶ」工場見学会レポート

夏盛り


でもつけ麺は


あつ盛で


どうも、最近麺を控えているNCネットワーク名古屋の大谷です。



今回は工場見学会のレポートをお届けします!

「5Sを学ぶ」工場見学会を富山県にて開催致しました。


1社目の株式会社内山精工

NCネットワーク主催5S総選挙で見事「銀賞」を獲得!!

大手メーカーの軸受部品、油圧機部品の旋削を中心とした加工メーカーです。

「感謝・心・人の和」

の理念の通り、社員の皆様の笑顔や元気な挨拶がとても印象的でした。


2002年に始めた5S相互診断で部門ごとの5S診断を開始。

2006年に見直しを行い、診断項目を52項目に増やし

それぞれの項目を4段階評価にされました。

やはり当初は「管理、定着」に苦労なされ、様々な試行錯誤を繰り返されたそうです。

今では年間の改善提案が約500件!

「大きな改善を誰かがやるのではなく、小さな改善をみんなで行います。手作り改善です」

という内山社長のお言葉が印象的でした。


↑内山社長の熱いプレゼンテーション^^

様々な「アイデア」の詰まった現場。

 
↑何があって何が足りないのか一目瞭然ですね^^


↑評価制度の仕組みに皆様興味深々^^





2社目の株式会社コージン

自動車部品を中心としたインサート成形のパイオニア。

インドネシアにも工場を保有。特に女性社員が活躍なされている姿が印象的でした。

コージン様はリーマンショックをきっかけに5Sをスタート。

以前は「技術はあるけど、工場が汚い!」と取引先から指摘を受けていたそうです。

今では成形工場とは思えないほど美しい工場を維持し続け

内山精工様同様、工場内に様々なアイデアが散りばめられています。

半年毎に5S委員を入替え、社員全員参加で取り組んでいるのもまた印象的でした。


↑プレゼンテーションも女性社員様。堂々とした素晴らしいプレゼンテーションでした^^


↑「物に住所をつける」だれでも分かる仕組みが会社の様々な場所に^^


↑机の中も置き場所が決まっています。

↑トイレ掃除のチェックポイント!これがあれば掃除の苦手な男性でもできますね^^



「リーマンショックの時は本当に厳しかった。だからこそ社員と、何かひとつの事をみんなでやりたかった」と語る小柴社長。
「5S」を社員全員の共通言語にする事で、意思の疎通を図る。社員が笑顔で元気に働ける明るい職場作り。社員の可能性を引き出し、どこに行っても通用する人財に育って欲しい。
という小柴社長の社員様に対しての熱い想いに、参加者の皆様も真剣な表情で話を聞いていました。



2社の見学を通して思ったことは、

5Sは利益に直結しません。

しかし、会社の原動力である社員を元気に、笑顔にすることができます。

その結果、会社の生産性が上がる。

目に見えるキレイさが5Sの本質ではなく、

5Sを通して、考える力、気付く力、行動する力をつけていく。

チームで行うことで個人と組織の成長を促す。

企業の成長において非常に重要な要素を学ぶことができました。


内山精工様、コージン様、社員の皆様、本当にありがとうございました!!
ご参加頂きました皆様、終日お付き合い頂きありがとうございました!!

この場を借りて厚く御礼申し上げます。


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